
ブログをお読みくださり、ありがとうございます!管理人のヤマモト(プロフィール記事はこちら→)です。
僕の好きな漫画作品の中の1つに「ファイアパンチ」という作品があります。
すでに連載終了している作品なのですが、この前久々に読んでやはり面白い作品だなと感じました。
昔運営していたブログで「ファイアパンチ」の感想を書いていました。
当時書いていた記事を転載します。
【以下2017年当時の記事】
一話からアングラかつトリッキーな展開が多かったファイアパンチ。
それでも50話までは、まあまあ理解できるような内容でした。
しかし氷の魔女がユダを用いて巨大な「木」を作り、アグニがその木を倒したあたりからストーリーが意味不明な展開になってきました。
目次
謎がどんどん増えていくファイアパンチ
木が倒壊したあと、アグニとユダは海に放り出される。
アグニの体を包んでいた炎はなぜか消え、ユダは記憶をなくしてしまう。
氷の魔女はどこに行ったのかよくわかりません。
海の近くにあった家へ侵入したアグニとユダは家に住んでいた女性たちに拘束される。
家に住んでいた女性らは、ベヘムドルグにかつて住んでおり、ドマに面倒を見てもらっていました。
「ファイアパンチのせいで住んでいたところを無くした」と語る女性らは、ファイアパンチに憎悪を抱いていました。
ファイアパンチ自身であるアグニは、自分自身の本性を明かさずに女性らと共生する道を選びます。
家を襲撃してきたベヘムドルグ軍の残党を倒し、動物を取ってきて食料を提供するアグニ。
女性の一人はベヘムドルグ軍の残党らにかつて強姦され、お腹に子供を授かっていました。
62話の最後では、10年の時間が経過しその子供が誕生したことが語られています。
その10年のあいだにアグニの腕は治り、女性らの絶対的な信頼を得ていました。
作者はストーリーの着地点を決めているのか…?
50話以降、読者おいてけぼりのストーリーが続いていたファイアパンチ。
7/31公開の62話では、そのおいてけぼり感は拍車がかかりました。
もうなにを伝えたいのかさっぱりわかりません。
コメント欄を見ても「ついてけん」「意味不明」「作者はファイアパンチをどう終わらせたいんだ」といった、ついていけないという趣旨のコメントが多いです。
まったくもって同感ですね(笑)
3巻では盛り返したと思うんですけどねえ。
ファイアパンチのストーリーを例えるなら前衛芸術ですね。あるいはピカソの絵。あるいはダリ。
もう常人には理解できませんわ。
謎は回収されるのか
ファイアパンチには多くの謎が残されています。
まずアグニの体についていた炎は、ドマが放った「永遠に消えない炎」でした。
実際、アグニがかつて住んでいた村は、ドマが放った炎で5年以上燃やされました。いまでも消えていないでしょう。
消えない炎だから、アグニの体からいつまでたっても消えなかった。
海にひたっても消えなかった炎です。それが消えてしまった。なぜ消えてしまったのか、その理由ははたして説明されるのでしょうか。
謎は謎のままに終わりそうで不安です(笑)
またユダの記憶が消えてしまったのも謎です。なぜ記憶は消えてしまったのか
氷の魔女に利用されたがゆえに記憶が消えてしまったのでしょうか?
この謎も明かされそうにない…。
そして氷の魔女の謎。ユダやルナとまったく同じ顔を持つ氷の魔女ことスーニャ。
トガタは氷の魔女なんていうのは架空の存在で、本当はただ氷河期が訪れているだけだと言っていました。
スーニャは氷の魔女ではないのか…?そしてスーニャの目的はなんだったんでしょうか?
なぜ10年もたったのにアグニやユダの前に現れないのでしょうか。
ユダを利用したいのであれば、ふたたび接触すれば良いはず。
そういった接触もなく10年も経過したのでしょうか。
他の漫画であれば、氷の魔女が再び現れアグニの前に立ちはだかる存在として出てきそうなんですけどねえ。
まとめ
ファイアパンチのいまの展開がアグニの夢だった(いわゆる夢オチ展開)だったとしても驚きません。
ていうかむしろ夢オチであったほうが納得いきます(笑)
けっこう話題沸騰していた「ファイアパンチ」ですが、今の展開を続けると読者離れが本格的になるんだないかと思うですけどねぇ。
まあ僕はどんな展開になろうが、今後も読み続けようと思います。
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