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僕が大好きな漫画作品「ヴィンランドサガ」
ネタバレありの単行本紹介記事も今回で7巻まできました。
今回も紹介の方にさっそくいってみましょう!
目次
ヴィンランドサガ7巻のあらすじ&ネタバレ
王冠に支配されるスヴェン王
前回の6巻でトルケルと手を組むことにしたクヌート。
アシェラッドとトルフィンも生き残り、打倒スヴェン王を掲げケインズバラに帰還するクヌート一行たち。
フローキはクヌートがトルケルを従えて戻ってくる報告を信じず、ケインズバラの入口で迎撃態勢に入る。
しかしフローキの目に飛び込んできたのは様変わりしたクヌートの姿だった。
覚醒したクヌートはアシェラッドとトルフィンだけを従えて父王スヴェンへの謁見に臨みます。
スヴェン王のもとへ行く最中、クヌートは教会の十字架を見て「神は….こうしている今も我々の事を見ていらっしゃるのだろうな….」と言います。
そして続けて「友を失い親と子が殺し合う。そんな様のすべてを天空の高みから見下ろしておられるのだろうな」と言ったあとに
「許せぬ」
と、十字架を睨みながら吐きます。その変容ぶりをみてほくそ笑むアシェラッド。
「私はこの地上に楽土を作るぞ。平和で豊かな生き苦しむ者たちの理想郷を…」
「我々が失ったものを取り戻すのだ、そのためにあ鬼にもなろう」
お姫様などとののしられていた頃からは考えられない姿を見せるクヌート。
そして父王の謁見。父王スヴェンはクヌートの様変わりした顔を見て「世の若き日に似ておる」と評します。
クヌートはスヴェンに「されば我が心の内もおわかりでございましょう陛下」と言います。
それを聞いたスヴェンは考えまでも自分に似てきていると言います。
スヴェン王はおもむろに頭にある王冠を手にとり、王冠には「意志」があると言います。
スヴェン王は若い時に自分の父である先王を国外追放にし王冠を奪いました。それが国にとっていいことだと信じていたようです。
先王を追放したことによって権力を得たスヴェン王。
権力でなんでも命令ができるし、遠国のあらゆる財宝も手に入る、しかしそれらは王自身の力ではなく王冠の意志であり力によって成し遂げられるというのです。
クヌートは父に、「王冠が陛下に命じたというのですか、私を殺せと」と聞きます。
かなりの切迫した状態に立ったためアシェラッドが止めに入ります。
あやうく戦闘状態になりかけたところをアシェラッドの好形で戦闘にならずに済みます。なかなか頭のキレる人物だとして、スヴェン王はアシェラッドを警戒するようになります。
レイフ・エリクソンとの再会
2巻以降、まったく登場していなかったレイフ・エリクソンが久々に登場します。
レイフは行方不明になってしまったトルフィンを、まだ生きていると考え10年以上その消息を探していました。
ヨークの街を訪ねていたレイフ。同じころ、トルフィンをクヌート護衛のためにヨークの街を訪れていました。
アシェラッドの計画で、クヌートが暗殺されたと見せかける偽装工作がされるのですが、その計画のなかでトルフィンとレイフは偶然の再開を果たします。
姉のユルヴァにはすでに子供ができており、母のヘルガは病弱になってしまったと話すレイフ。
トルフィンにアイスランドに帰る様に諭すものの、トルフィンはトールズの復讐が果たせるまでは帰らないと言い放ちます。
レイフは「故郷へ帰ろうトルフィン、もう充分だろう!一緒に帰ろう!」と言いますが、この言葉にトルフィンは激昂します。
「…..充分?あんたに何がわかる?あの日から今日までのオレの何を知ってるっていうんだ、あぁ?」
「アシェラッドが!!野郎が生きてメシを食いクソたれてるあいだは!!充分じゃねぇ!!」
怒りをあらわにしたトルフィンの顔をみたレイフは幼少時の頃からあまりに変わってしまったことに悲しみを抱きます。
ヴィンランドサガ7巻の感想
トルフィンとレイフの再会は感動シーンになるかと思いきや、トルフィンが持つ恨みが全開になってしまいました。
今回紹介した内容以外の部分も非常に面白いです。ぜひ読んでみてください。
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