ブログをお読みくださり、ありがとうございます!管理人のヤマモト(プロフィール記事はこちら→)です。
僕はもともと漫画家を目指していました。
20~25歳くらいまでは編集部に持ち込みをしていたのですが、いつも持ち込みの予約をする際の電話は緊張してましたね。
特に最初に持ち込みをした21歳の時は、メンタルが弱かったのでかなり不安でした(笑)
今回は持ち込みした時に感じた不安についての話を記事にしていきたいと思います。
目次
漫画の持ち込みはとにかく緊張する
最初に持ち込みをしたのは月刊少年ガンガンの編集部。
ドラクエやFFを発売しているスクエア・エニックスですね。
なぜガンガンを選んだのかというと、小学校~高校まで慣れ親しんだ雑誌だから。
ジャンプよりもガンガンを買っていましたね。
まあ今じゃ買ってもいないし、どんな作品が掲載されているかも知らないんですけどね。
2007年の5月に人生はじめての持ち込みをしようと決心し、編集部へ電話をかけます。
携帯電話を手に持ってものっすごいソワソワしてました。
番号を打ち込んではやめ、また番号を打ち込んではやめる、を繰り返していたように思います(笑)
当時はかなりのビビリだったので、電話をかけるのが怖くて怖くて仕方なかった。
いい加減に電話をかけろ!と自分に言い聞かし、ようやく編集部へ電話。
意外とあっさり予約がとれましたね。
多分5分くらいで予約できたはず。第一関門突破ですね(笑)
漫画の編集者に読んでもらうも…めっちゃ怖い!!
持ち込み当日、新宿駅に降り立ちます。
ガンガン編集部は新宿駅から歩いて10分~15分くらいのところにありました。
編集部があるビルに入ると、ドキドキが増したと思います。
もう13年も前の話なのであまり詳細なことまでは覚えていないが、おそらく編集部へ行くまでに色々シミュレーションしていたんじゃないかと思う。
脳内シミュレーションで、このページについて聞かれたらこう答える、こんな質問されたらこう返す、みたいな感じでえがいたはず。
前述したように、当時はかなりのビビリだったのでそのシミュレーションが現実のものになることがめっちゃ怖かったと思う。
編集部につくと、小さい部屋へ通される。
小さい机とイスだけが並べられた簡素な部屋だった。
机の上にはドラクエのイラストが書かれた時計がおかれてあった。さすがスクエニ。
5分くらいしたら編集者がやってきた。
おそらく30代だと思わしき男性で、ずんぐりした体型だったのを覚えている。
軽い挨拶をすると、その編集者は机に置いた僕の作品を読みはじめる。
否、読んだなんてもんではなかった。
セリフとか絶対読んでないだろ!と言わんばかりの超スピードでページをめくっていた。
「速読」に近かったですね。速読だったのかなアレは?(すっとぼけ)
32ページくらいの漫画を持っていったんですが、編集者は1分くらいで読み終わっていました。(仙人か何かか?)
で、一言。
これは作品って呼んで良いレベルじゃないです
キター!!グサリと来る言葉ー!!
正直、こんなストレートな言葉だったかは覚えていません。
しかし、持ち込みするレベルでは無い、という旨のことは言われましたね。
人生初の持ち込みは待ち時間含め10分くらいで終了。
川崎から片道30分くらいかかったのにね….。
ショックとかよりも、「まあ、こんなもんか…」と思いトボトボ帰ったなぁ。
川崎の駅につくと、当時のアルバイトの同僚が目に入ってその同僚を避けながらアパートへ向かいました(笑)
同僚に声をかけられたくなかったです。
バイト休んで持ち込み行ったんですが「休みまで取って10分で終わっちゃったんだよ~」とだなんて恥ずかしくて言えない言えない。
描くのに確か4~5ヶ月くらいはかかったとは思いますが、そこまで絵もストーリーも上手いと言えるほどのものではないので、上記のような評価を受けても当然なのかなとも思いました。
どれだけ時間をかけたとか、どれだけ頑張ったとか関係無いんですよね。
面白いマンガなのか、面白くないマンガなのかが重要であって、どれだけ時間がかかったとしても致命的につまらない内容であれば、雑誌に載せる価値無いですから。
思い返してみると、期待はそれほどせずに行ったためショックはそれほど強くはなかったように思います。
これで俺もプロ漫画家になれるーっ!なんてことは思わず、それよりもまずは編集部に持ち込みしなきゃ何も始まらないと思っていたから持ち込みをしました。
不安でもビビっていたとしても、それでも行かなきゃスタートしないだろって気持ちだったんだと思います。
で、持ち込みして不安感がより強くなりました(笑)
今後も漫画家を目指すべきかどうか悩むきっかけにはなりましたね。
昔は漠然とした不安を抱えながらも、漫画家を目指していましたねぇ…。
だって、10分で持ち込みが終わっちゃったんですもの(笑)
今回は不安を感じながら編集部に行ったという思い出話を書きました。これ以降も持ち込みは何回かおこない、そのたびに不安を感じていたので、今後記事にするかもしれません(笑)
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